データマイニングによって明らかになった組織の問題の傾向と、各個人のリスクについて、投資対効果の高い施策から順に着手をしていきます。

個人単位では、一定以上の確率で重篤な問題(たとえば、心筋梗塞などの重篤な身体疾患や、うつなどのメンタルヘルス疾患、あるいは何らかの理由による休退職など)を生じうる、職務上ハイリスクの状態にあるスタッフの存在にアラートを出し、ご要望があれば、専門のカウンセラーあるいは医師によるヒアリングを行い、問題点を抽出し、人事・労務・衛生部門と調整をしながらサポート体制の構築を図ります。

※医師によって、医療機関での精査加療の必要性が極めて高いと考えられた場合には、情報提供書の発行や医療機関の紹介も行います。

組織単位では、スタッフの中の多くの人に共通する問題点について啓発を促す施策を導入します。この時には、どのような施策にどのような改善効果があるのか、人の生活習慣や行動をどのようにしたら変えていけるのかなどを、心理学的知見を用いながら導入し、A/Bテストを用いて、どの施策にどの程度の効果があったのかも定量的に評価をします。

また、本プログラムでは睡眠を極めて重視しています。睡眠の障害はうつ病のリスクとなるだけでなく、日々のパフォーマンスの低下や組織の生産性の低下、各個人の心理状況の悪化など、様々なハイリスクとなる上に、日本人には全体的に睡眠の問題を抱えている割合が極めて高いため、この問題に介入する投資対効果(ROI)が高いためです。

どの場合においても、スタッフの貴重な時間を浪費しないように、最小限の投資・コストで最大限の効果・リターンが得られるように配慮をしていきます。