「睡眠と教育」 講演・ワークショップを実施しました
5月13日、eSLEEP統括医の志村哲祥医師による講演・ワークショップ「睡眠と教育」が行われました。科学的根拠に基づいた睡眠の基礎知識から、実際にどのようにして生徒の睡眠を改善させるかの実践方法までを学ぶ今回の取り組みへ、都内を中心に30校以上から、50名以上の教職員の方が参加する盛況の会となりました。
概要
生徒の欠席や不調、退学や成績不振の大きな原因として「睡眠の問題」があります。第一部では、最新の研究をもとにした睡眠の基礎知識、そして教育との関係についての講義が行われました。第二部では、効果のある指導方法を学ぶため、心理士の指導のもと実践的なワークショップが実施されました。
寄せられた感想(抜粋)
- 睡眠に関して、科学的なデータや分かりやすい例を用いて教えていただけたので、自分だけでなく生徒に示しやすい情報を得ることができました。
- 睡眠について、今まで疑問に思っていたことの答えをみつける、教えていただくことができました。
- 具体的な例にそって実践勉強ができるのが良かった。
- 睡眠不足の学生に様々なリスクがあることを知り、大変興味深かったです。
- 始業遅延に関して欧米で進んでいることがわかりました。
- 起立性調整障害と診断される生徒が多い中、実は睡眠障害の生徒であるのではということが学べて本当に良かったです。
終了後アンケートで「この講義及び実践講座を受けることを、他の教職員にも勧めたいですか?」という質問について、100%の方が「はい」と解答しました。
「はい」と回答した理由(抜粋)
- 思春期の睡眠の実態と世界の状況を今まで理解できておらず、今日の講義で初めて学ぶことが多くありました。始業時刻を遅くすることで日本でも効果がでるのか興味深いと感じたためです。
- 学校の現状として睡眠トラブルが原因となっている問題が確実にあるため。
- 睡眠がこれほど生徒の心身の不調に深く関わっていることを実感してほしい。
- 根拠もなく指導している。
- 睡眠に関して間違った認識がおおいから。
- 睡眠の重要性を多くの先生方に知って頂きたい。
- 睡眠時間が今の生徒たちには圧倒的に足りてないことを理解するよい機会になると思ったので。